映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に出てくるタイムマシン「デロリアン」を作る企画も10回目になりました。
今回は、「OneIdMONstr」氏のオリジナル 3D モデルから変更した部品などをまとめて紹介します。
(オリジナルのモデルが大変良く出来ているので、あくまで自己満足の世界です。変更して良くなったかどうかは・・・)
前回のデロリアンのボディ部分が出来上がるまでは、以下のリンクをご覧ください。
製作モデルの完成形はこんな感じで、Thingiverse で「OneIdMONstr」氏が公開されている電装付きです。

変更部分の全体図
デロリアンのモデルを改造する場所の全体図です。
こうやって見てみると色々なところを改造しています。(裏面の改造部分は、下の図には入っていません。)

タイヤ取り付け部品
前回(第9回目)で紹介していますが、タイヤ取り付け部品を作り直しました。
オリジナルです。

改造部品の 3D モデルです。いつもの Fusion で設計しました。

完成形です。
設定資料では赤色と黒色の線はありません。電源線を通す部分が部品内部に作れなかったので、デザインとして外に出しました。(脳内補填で、飛行するための反重力装置?は大電流が必要なので、電源線が必要という設定です。)

運転席後部
運転席後部の隔壁です。
映画のデロリアンは、向かって左側の助手席の後ろの隔壁が前に出っ張っているので再現しました。また、運転席後ろの消火器はシートに隠れて見えなくなりますが、安全装置は大切なので部品を設計して追加しました。

3D プリンタで出力して塗装します。

運転席上部のインジケータ部の「取り外し式の非常用ライト」が省略されているので、シールと厚めの両面テープで再現しました。
下の写真は、「MarvelPhx」さんの HP から引用しました。

完成図です。
なお、運転席後ろの「クリスマスツリー(FCSD)」と天井部のインジケータは形状が違っていますが、修正するにはこの部分全体を作り直す必要があるので、今回は見送りました。

ダッシュボード
ダッシュボード部は、少し寂しい感じなので部品と配線を追加しました。
オリジナルです。

追加部品を Fusion で設計して 3D プリンタで出力しました。

写真ではほとんど分かりませんが、下右側の黒色は2列の端子盤で、配線を差し込んで使います。(穴径 0.15 mm!)

作業中の写真です。
塗装した追加部品を取り付けて、部品箱で見つけた一番細い配線を追加しました。

完成写真です。
光って良く見えませんが、端子盤には縮小印刷したネジをシール台紙に印刷して再現しています。

後方から見ました。
沢山の配線が追加されると、映画のデロリアンみたいにドクが市販車両を改造した感が出てきました。

ボディ側面の配線
ボディ側面の「フラックス・バンド」につながる配線は、設定では2本です。黒色の太い線とカラー3色(黄色・赤色・青色)が1束になったものです。(タキオン粒子が配線で供給できるか分かりませんが、黒色がタキオン供給用なら、カラー3色は交流3相の給電用でしょうか?)
このオリジナル・モデルでは2本の線は再現されていますが、カラー3色は塗り分けが困難です。そこで細めの配線に交換します。
なお、フラックス・バンドの網と交差する部分は実際には配線は網の下ですが、このモデルでは配線が上になっているので修正します。

先端部分から配線を追加します。
元の状態です。黒色のケーブル2本で塗装しています。

改造中の写真です。
少しづつ固定しながら車両後方まで配線を這わせていきます。

ほとんど見えませんが、最後に車両後方のバンパー下にもフラックス・バンドの部品があるので、ここにも配線を追加します。

保護配管の交換と網
ボディ側面に取り付けられた高電圧とタキオン粒子の配線は乗り降りする時に邪魔なので、ドアの下には保護用の配管が付いています。
オリジナル・モデルでは、3D プリンタで細かな編み目は再現できないのでデフォルメされています。
今回は、ビニール?素材の小型バックをばらして素材にします。
ダイソーで購入して素材用に保管していたバックです。

この袋を半田ステーションに取り付けたホットナイフでカットします。

筒状に接着して内部に保護配管に見立てた筒を挿入して出来上がりです。
一番上がオリジナル、一番下が塗装後です。

ついでに、フロントバンパー部分と車両側面のフラックス・バンドに取り付ける網も切り出しておきます。

これをボディに取り付けます。
右側はオリジナルで、左側はフラックス・バンドに網を取り付け中です。

フロントバンパー部に網を取り付けました。

車両側面の保護配管とフラックス・バンドの網です。
これを取り付けると。だいぶ雰囲気が変わります。(青島社のデロリアンも別売で網部分を金属部品で販売しています。)

原子炉部
車両後方の原子炉部分です。
オリジナルのモデルは非常に良く出来ていますが、映画に出てくるデロリアンと比べると少し寂しいです。
(今回製作している第2作目のデロリアンは核融合炉なので、1作目のような派手なデコボコがないフラットな状態に改造されていますが、カッコ良いのでこのままにします。)
そこで、部品と配線を追加します。
オリジナルです。

Fusion で追加部品を作ります。


追加部品に加えて配線や配管を追加して、塗装も若干追加します。
だいぶ立体的でゴチャメカ感が出ました。

車両裏側の改造
前回も少し触れましたが、デロリアンはエンジンが後ろにある後輪駆動車です。
ところが、オリジナルのモデルではエンジンらしきものが車両前方に付いています。
(写真の左側が前方です。)

そこで、前方のエンジンらしき場所にフタをして、後方の部品を作り変えます。
(写真は、「Cars & Bids」の HP より引用)

車両前方の部品です。実際のデロリアンに似せたカバーを付けました。


車両後方の部品です。
デロリアンの実車は V6 エンジンが搭載されていますが、設定資料ではドクがパワー不足を解消するためにポルシェの V8 エンジンに乗せ換えたことになっている(映画でもエンジン音は V8 音です。)ので、それっぽいオイルパンとエンジンを支える支柱を再現しました。
本当にあのスマートな車体の後方に V8 エンジンと原子炉が積めるかは疑問ですが・・・

3D プリンタで出力し塗装しました。(中央の四角はエンジンに見えないかな?)

完成図
これで改造したデロリアンが完成しました。
オリジナルを縮小したので全長 20 cm に満たないほどの小さなモデルですが、実際のタイムマシン・デロリアンに近づいたのではないでしょうか?




次回の予定
次回は、台座に Arduino Nano を内蔵して LED 制御を行います。
そして、台座の中には空きスペースがあるので、スピーカと 音声再生ボードを組み込んで映画のテーマソングを再生できるようにしたいです。



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