映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に出てくるタイムマシン「デロリアン」を作る企画の6回目です。
前回は、レジン製のボディの接着と金属色の塗装を行いました。
(前回の内容は、以下のリンクをご覧ください。)
製作モデルの完成形はこんな感じで、Thingiverse で「OneIdMONstr」氏が公開されている電装付きです。

今回は、ネットや書籍のデロリアンの情報を探して、今後の製作に必要な色指定を行います。
デロリアンの情報
ここで言うデロリアンとは、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に出てきたタイムマシンと、元になった市販車両の DMC-12 です。
タイムマシン、デロリアンの色指定のためにネットや書籍を色々さがしました。
特に参考になったサイトを紹介します。
(サイトの画像をクリックすると、参照元のサイトがご覧いただけます。)
実車の情報
市販車両のデロリアンは、「Cars & Bids 社」というネット専門の中古車販売サイトの情報を参照しました。
Cars & Bids :1980年代以降のスポーツカーなど趣味の車に特化した、アメリカのオンライン・オークションサイトです。
著名な自動車評論家である ダグ・デムーロ(Doug DeMuro)氏によって2020年に設立されました。(日本なら 徳大寺 有恒 氏みたいな感じでしょうか?)
このページで参照した多数のデロリアンの写真は、2023年に $57,000(約900万円)で落札された美品で、私が見たときは406枚の詳細な写真がアップされていました。

実物大のデロリアン
タイムマシンのデロリアンは、米国ロサンゼルスにある「Petersen Automotive Museum」の HP を見に行きました。
実際の博物館は、6060 Wilshire Boulevard Los Angeles, California に建っていて、ロス市内の西側・ビバリーヒルズの近くにあります。
博物館の外観は曲線を多用していて、すごいデザインですね。

この博物館には、デロリアン以外にも1989年に実写映画化されたバットマンに出てくるバットモービルやディズニー映画の「ラブ・バッグ」に出てくる知能を持った?フォルクスワーゲン・ビートルの「ハービー」など、昔の映画に出てきた有名な車両がたくさん展示されています。
本当は実際に博物館に行って、そんな車たちの現物を見てみたいのですが、円高と旅費の高騰で無理そうです。
そこで、ネットで気楽に身に行ける博物館で、デロリアンを扱っているページを見てみます。
いくつかの写真と動画が掲載されています。
博物館オフィシャルのページでは数枚の写真ですが、博物館で展示されているデロリアンの詳細な写真を300枚ほどアップされている「MarvelPhx」さんの HP を見つけました。
画像をクリックすると、別窓でページが開きます。
(この方の HP は、後ほどモデルの所でも紹介します。)

模型のデロリアン
上の所で紹介した「MarvelPhx」さんの HP です。模型の製作を公開されているサイトです。
(多分市販品では最高品質の)デロリアンのモデルについては、このサイトの「about」に詳しく書かれています。
その英国イーグルモス社の 1/8 サイズのデロリアンの組み立て方を 159回に分けて細かく解説されています。
イーグルモス社は、SF 好きにはたまらない商品の数々や世界の軍艦シリーズ、ニッサン GTR など沢山の素晴らしいモデルを世界中に販売していましたが、2022年7月12日にコロナ禍の影響などで倒産してしまいました。
その後、デロリアンやスタートレックのエンタープライズなどのシリーズは、ディアゴスティーニに引き継がれたので、ご覧になった方も多いと思います。
このデロリアンのモデルをディアゴスティーニで全部揃えると総額24万円ほどになるそうですが、全長 60 cm 近くの巨大なボディには、各種ライトの点灯以外にもウインドウが電動で開閉したりする多数のギミックが組み込まれています。(憧れますね。)

「MarvelPhx」さんの HP で紹介されている、1/8 サイズのデロリアンのディーテルアップ・パーツを扱う「MIKE LANE」の HP です。
同じく、「MODELPRIMO」の HP です。
最後に、とても精密に出来ている青島社のデロリアンの製作記です。
このモデルは、素組でもしっかりと出来ているようです。
まずは「たこ焼き芋太郎」さんの「No Vehicle No Life !!」です。
当時は限定販売だったデロリアンのモデルを購入されたようです。
2024年5月に作り始めて、7月の13回目で完成しています。
「逆ション・ブログ要接着」さんの作例です。
こちらは2022年11月に23回目で完成されています。(製作年から、旧型のデロリアンでしょうか?)
「はねまる」さんのブログは、2018年9月に完成しているので、こちらも旧型のモデルですね。
ヘッドライトやウインカーなども実車同様に動作し、運転席のタイムサーキットでフレックス・キャパシタが点灯するという細かな改造をされています。

最後に、青島社の新型デロリアンのプラモデルのすごさを紹介している「からぱた」さんのブログです。

色指定
まず最初にお断りしておきますが、今回紹介するのは Thingiverse で「OneIdMONstr」氏が公開されているデロリアンの色指定です。
実際の映画で使用されたデロリアンとは、細かなところで形状が異なります。
また、資料が見つからないところは脳内補正している場合があります。(資料が見つかり次第、修正します。)
車体側面
車体の側面です。
形状は、製作している 3D モデルを基にしています。
車両全体がステンレス製だと思ったのですが、前方と後方の灰色部分は違う材質のようです。
(ここでは、ネットの写真を色々と検討して黒色を3種類に分けていますが、実車を見ると違うかもしれません。)

車体前・後面
車体の前方と後方です。
日本車ではないので、前方にナンバープレートは付きません。
後方のナンバープレートは、映画内の1985年と2015年で違っていて2種類あります。

車体下部
車体の下側です。
この部分は、実車と映画に出てくるデロリアンで違っています。
また、製作している「OneIdMONstr」氏の物も大きく異なっています。
今回は、あまり目立たないので、それっぽく塗装でごまかそうと考えています。
しかし、設定資料では車体下部に緑とオレンジのライトが付いているので、電装だけは設定どおりに LED を追加しておきます。

ゴチャメカ部
原子炉などが追加された車両のトランク部分を上から見た図です。
こちらも色々なモデルで解釈が違っているので、作りながら修正します。
ちなみに、デロリアンの実車はこの部分の下に 2.85L V6 のガソリン・エンジンが入っていて、車両前方を開けるとボンネット下にはスペア・タイヤが入っています。
映画でもキーを回すとエンジンの音がしますし、設定資料でも走行にはガソリンが必要との記載があったので、タイムマシンに必要な原子炉や各種装置は下に入っているエンジンに干渉しないよう小型に作られているのでしょう。

コンソール部
車両内部のコンソール部分です。
まずは運転席部分です。
中央に「タイムサーキット」が、グローブボックスのフタを開けた部分に原子炉の燃料用のメータが付いています。

運転席の後方です。
この部分は、車両後方に積んだ原子炉などの部品と一体になった隔壁が増設されています。
デロリアンの実車が、もともとツーシーターなので座席を外したわけではありません。
隔壁の中央には、タイムマシーンのメイン素子である「次元転移装置(フラックス・キャパシタ)」があります。
映画に出てくるデロリアンは、向かって左側が迫り出していて、右側には消火器が追加されているのですが、このモデルにはありません。(部品を 3D プリンタで作って追加しようかな)

車両中央のシフトノブ部分のメカです。

運転席上部に追加されたインジケータ類です。
この部分も、実際の車両とモデルでは違っているので、どうしようかな・・・

製作を進めるのに必要な、基本的な色指定が終了しました。
後は色々な資料を画面で見ながら、実際の製作を進めていきます。
次回の予定
今回は、デロリアンの色指定を行いましたが、有名な「次元転移装置」や運転席についている「タイムサーキット」以外の名称や動作原理が分かっていません。(映画の設定だから動作原理なんか・・・という声も聞こえてきますが。)
次回は、デロリアン製作の気分を盛り上げるために、バック・トゥ・ザ・フィチャー世界でのタイムトラベルの原理と、デロリアンの装備品の名称を調べてみます。





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