バック・トゥ・ザ・フューチャーのデロリアンを作ろう8

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に出てくるタイムマシン「デロリアン」を作る企画の8回目です。
今回は、LED 照明などを含んだ車両の内装を完成させます。

前回のタイムマシン・デロリアンの動作原理と操作方法は、以下のリンクをご覧ください。

製作モデルの完成形はこんな感じで、Thingiverse で「OneIdMONstr」氏が公開されている電装付きです。

Thingiverse から引用

デロリアンの内装

「OneIdMONstr」氏が公開されている 3D モデルの内装用の部品は、次の3つです。

3D プリント

全ての部品を光を通す素材で 3D プリントしておきます。
運転席部:interior_1_trans.stl

運転席後方・上部:interior_2_trans.stl

フラックス・キャパシタなどの部品:interior_2_details_trans.stl
(オリジナルを 70% に縮小すると非常に小さくなります。)

マスキングと下地塗り

光を通す部分をマスキングしたら、プライマーを塗って1日置いておきます。
(interior_2_details_trans は小さな部品なので、マスキングと下地塗りはしませんでした。)

プライマーが乾いてから表面をよく見てみました。
「OneIdMONstr」氏のモデリングが素晴らしいのと、PCBWay さんにオーダーした出力結果は細かなところまでキレイに出来ているので、ヤスリがけなどの加工の必要はないですね。
(直径 0.5 mm 以下のスイッチ類までハッキリと再現されています。)

電装方法の試験

今回のデロリアンの車内は、普通に LED が点灯するだけではなく、運転席のメータ・パネルやタイム・サーキットなど 0.01 mm 以下の極小の表示を再現しなければなりません。
そして、それらの表示は光を透過して光って欲しいところです。

さて、どうやって再現しましょうか?
とりあえず、やってみよう!

写真用光沢紙

自宅のインクジェット・プリンタで出力できる一番キレイで細かな方法は写真用光沢紙に印刷する方法です。
さっそく、メータ・パネルなどのデータを作成して印刷してみました。
使用したのは厚手と薄手の用紙です。(内装には関係ないデータも並んでいますね。)

これを部品に乗せて、裏から高輝度の白色 LED で照らしてみます。
光を通さないですね。この後、光沢紙を薄く裂いてみましたが、光を通さないです。

次に ELECOM の「ラベルシール 高光沢 透明タイプ」に印刷してみました。(大きさは、はがきサイズです。)

これを切り抜いて同じことをしてみましたが、今度は光は通すのですが黒の部分も光が漏れてしまいます。
これではインジケータ感が出ないので、パネルなど筆で塗り分けられない部分以外は塗装で再現することにします。

塗装

写真用紙で失敗したので、塗りで仕上げた運転席上部です。

とても小さなフラックス・キャパシタ部分も、プラモデル用塗料で塗り分けました。
(拡大するとヘタクソなのがバレますね。)

照明用 LED の準備

内部に組み込むための LED に電流制限用の抵抗を付けます。
使用したのは左から、
・FCSD(FIELD CONTAINMENT SYSTEM DISPLAY)用のオレンジ色と緑色
・天井表示灯用の白色
・フラックス・キャパシタ用の自己点滅の白・青色です。

LED(特に高輝度の緑色と白色)は、光が漏れるのでアルミホイルで遮光します。(LED の端子部は、ホットボンドで絶縁しました。)

運転席後部の完成

タイムマシン・デロリアンに増設された、運転席後方の隔壁と天井上部のユニットが完成しました。
LED を点灯させるとこんな感じになりました。

運転席部の塗装

全体を灰色、コンソール部分を濃い目の灰色、その他の増設された各種機材は第6回目の色指定のとおりに塗装します。
(細かな部品が多いので、拡大鏡が必須です。)
写真は、シフトノブ部分などの細かなところと塗装は未実施です。

スピードメータ、タイムサーキット、目覚まし時計、原子炉のメータ類の細かな文字などは、筆で塗るのは不可能なので印刷したものを切り取って貼り付けました。
ついでに、シフトノブ部に増設された機材にも、シールを張って雰囲気を出してみました。
(写真で見てみると、タイムサーキットのテンキー部分の緑色が濃すぎたようです。後で明るめの色に塗り直します。)

ハンドル

あ、忘れてました。ハンドルも作ってました。
すごく細かいですが、実車のハンドルにスイッチが3つ追加されています。
左側が緑色、右側には赤色のスイッチが2つ付いています。(さすがにこのサイズでは電装は無理ですね。)

運転席部への LED 追加

運転席部には、白色 LED を3個使いました。
スピードメータ、タイムサーキットと原子炉のメータ部にそれぞれ1個づつです。

運転席部の完成

運転席部の LED を点灯させてみます。
運転席部は、完成時の状況を見るためにボディに組み込んでみてみます。
ちょっと、タイムサーキット部分の光漏れが多い感じですね。後で修正しましょう。

同じようにボディに運転席後部のパーツもはめてみます。
映画に出てくるデロリアンとは一部異なる部分もありますが、良い感じではないでしょうか?

フラックス・キャパシタが点滅しないと電装の感じが伝わらないので、短めの動画を撮ってみました。
単体部品の LED テストです。

ちょっとピントが合っていませんが、組込み状態のテストです。

次回の予定

次回は、ボディ部分とタイヤの塗装を完成させて、LED を組み込みます。

実は、LED のフラッシャー試験を行った後に、そのままでは紹介した LED テープを組み込めないことが分かったので、新しい LED テープを AliExpress に発注しました。
その辺の内容も含めて記事にします。

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