スタートレックのコミュニケータを作る 4(パネル編)

スタートレックのコミュニケータを作る企画の4回目です。
前回は、アンテナ部分を作りました。
(前回のコミュニケータのアンテナ部分の製作についての記事は、以下のリンクをご覧ください。)

今回の製作部分

今回は、コミュニケータのスイッチ・パネルとインジケータ部を作ります。
今回作るのは、下図の赤く囲った部分です。

スタートレック(TOS)のコミュニケータの情報は HeroComm さんのページから引用しています。
今回製作する部分は、「The Parts」のページにある「Jewels、Mic Grill、Control Panel、Control Knobs」の4か所に詳しいことが書かれています。

コントロール・パネル部

コントロールパネル部は、オリジナルのコミュニケータでは厚さ 0.5 mm のアルミ板で出来ています。
サイズは、HeroComm さんの「Alpha Hero Communicator Blueprints」では、

mmIn
横幅411.62
高さ170.66

さらに、色々な写真や図面からサイズを決めていきます。

横幅は、使用されたプラ製の筆箱のサイズから分かります。
この筆箱のスライド式の開閉部の幅は 50 mm(1.974 In)ですが、その筆箱を短く加工したものに熱で自由な形状に変形できる「Kydex 100」というプラスチック・シートの 1.5 mm 厚の物をかぶせて型を取っています。
つまり、コミュニケータの凹んだ部分のサイズは、最大で 50 mm – (1.5 mm X 2) = 47 mm です。このサイズにはシートを折り曲げた際の曲げを考慮していないので、実際には 44 mm 以下ですね。

アンテナ部分の横幅が 42 mm なので、コントロール・パネルの横幅はそれ以下で作ります。
とりあえず 42 mm X 17 mm と 41 mm X 17 mm で試作します。
いつもの Fusion で設計しました。

3D プリンタで出力します。

今回試作したボディ部分に取り付けてみると、実物のコミュニケータのコントロール・パネルは 41 mm ですが 42 mm のほうが良い感じなのでそちらを採用します。

なお、スイッチ部にはタクトスイッチを内蔵する予定なので、スイッチをはめ込み出来るように形状を変更します。

マイクグリル

オリジナルのコミュニケータは、マイクグリルにトランジスタラジオのスピーカグリルを使っています。
「アルファ」タイプのコミュニケータのマイクグリルの色は下のように金色です。

HeroComm さんより引用

この金属箔で出来た細かな形状を 3D プリンタで再現するのは無理なので、ダイソーで購入した「アルミメッシュスポンジ 2個入り」を使ってみます。

このままでは薄いアルミ製で破れてしまうので、裏側にデロリアンの製作でも使った「網」を張り付けて補強します。

これを金色に塗装するとマイクグリルの完成です。
取り付けてみると良い感じではないでしょうか?

コントロール・ノブ

コントロール・パネルの右側に2つ付いているコントロール・ノブは、ミニカーのタイヤのホイールが使われています。
設定資料では、左側が送受信スイッチ、右側がチャンネル設定スイッチとなっています。

ところで、オリジナルのコミュニケータのコントロール・ノブのサイズは、直径 4.8 mm、高さ 3.8 mm と、非常に小さいです。
使用する予定のタクトスイッチは横幅 6 mm ほどの小さなスイッチですが、押し込むバー部分の穴の直径を 4 mm 位にする必要があります。(図面上の直径は 3.5 mm ですが、3D プリンタで作る時は少し大きめの穴を開けないと入りません。)

販売店より引用

そこで、次の3種類を試作してみます。

種類最大幅ホイール部
A6mm4.8mm
B7mm5mm
C8mm5.3mm

A がオリジナルのサイズ、B、C は少し大きめサイズです。
実際に出力してみると、C は大きすぎました。
下の写真が A と B ですが、タクトスイッチ用の穴を開けるには B がちょうど良かったので、こちらを採用します。

ついでなので、インジケータ用の部品も作っておきます。
直径 7 mm のワッシャ状の部品です。
コントロール・パネル、ノブとと共に銀色で塗装します。

インジケータ部

インジケータ部は、先ほど作ったワッシャ状の部品の上に、オリジナルではスワロフスキーのクリスタルガラスが乗っていますが、入手するのが大変なので百均で買った「ジュエリーシール」を使います。

ワッシャ状の部品とジュエリーシールの裏側のキラキラ光る銀色の蒸着をヤスリがけした部品を接着します。

これを3色分作ります。
「アルファ」タイプは透明、赤色、青色の3色です。

リング部

予定ではこれで終わりでしたが、ついでなのでリング部も作ります。

オリジナルは直径 32 mm、内径 28 mm、高さ 5 mm で、側面に幅 0.3 mm ほどの4本のスジが入っています。
しかし、使用する予定の円形 TFT ディスプレイは直径 38 mm、有効表示直径が 32.4 mm あるので、内径 28 mm だと 4.4 mm も表示されずに隠れてしまいます。(もったいないです。)
そこで、オリジナルのサイズ感を壊さない範囲で大きくしてみます。

色々と試作したところ、外形 34 mm、内径 30 mm なら違和感がなかったので、このサイズを採用します。

他の部品と同じように 3D プリンタで出力して、銀色で塗装しました。

次回の予定

次回は、ボディ部分を作って合成皮革を張り付けてみます。
ビニール製の合成皮革が、曲面にキレイに張り付くか心配ですが・・・

コメント