修理ネタが続きますが、今回は電動式の液体ソープ・ディスペンサの修理です。
手をかざすだけで自動でソープが出てくるので、洗面所と台所で毎日活躍してる電動式のソープ・ディスペンサが壊れました。
(今ではドラッグストアでも同じようなものが手に入りますが、コロナ前には国内では見かけませんでした。)

以前は内部のチューブのつまりでしたが、今回は機材の底からソープがもれてくる液漏れです。
(前回のホースつまりの修理は、以下をご覧ください。)
すぐに電源を切って、台所のソープ置き場を掃除しました。
さっそく分解して修理します!
分解
分解の写真は、前回のものを流用します。
ネジは底面の電池の裏に4本あります。

そして上カバーを止めるネジが1本です。

故障個所
まずは、液体ソープが漏れてベタベタになった内部の清掃です。
一番気がかりだった、内蔵基板はサビなどもなく外観上は問題ない状態でした。
電池も含めて、本体内部を絞った布でふき取りますが、相手が洗剤なので一度や二度ではベタベタが取れません。
しかたがないので、自己責任で電池も基板もすべてを水洗いして乾燥させました。(今日は快晴で良かった!)
さて、問題の故障個所です。
分解している途中に、液漏れの原因はすぐにわかりました。
シリコン製のホースが切れていました。

気になったので「シリコンホース 寿命」で検索してみました。
すると、シリコンホースの寿命は最大でも10年で、オイルなどの輸送に使用すると耐用年数は短くなるようです。
さらに切断した場所は、ポンプにつなげるために90度近くの曲げが行われている場所でした。
(曲がり具合がよく分かりませんが、ポンプとホースの接続時の写真です。)

ソープディスペンサの内部はモータやポンプに基板、ゆるゆるのゴムベルトも含めて痛んでいるところは無いように見えたのですが、ホースの切断は盲点でした。
在庫のホース
とりあえず、自宅の材料箱で見つけたホースが使えないか見てみます。
このホースたちは、以前、電動床モップを修理するために買った材料だと思います。
(電動モップの修理記事は以下をご覧ください。)
上から、
・シリコン製ではない硬いホース
・シリコン製の太めのホース
・シリコン製の細めのホース
・切れたホース
こうやって並べてみると、オリジナルのホースは変色しているように見えますね。

ホース自体が柔らかいので正確な太さは分かりませんが、ノギスで太さを測ってみます。
オリジナルのホースです。経年劣化で収縮しているかもしれませんが、4.8 mm でした。

見た目にはオリジナルと同じ太さに見えた、シリコン製ではない硬いホースです。
0.3 mm ほど太いですが誤差範囲ですね。本体への収まりは一番良かったです。

シリコン製の太めのホースです。
オリジナルより 0.6 mm ほど太いので、そのままでは本体内部のホース穴に入りません。

シリコン製の細めのホースです。
ノギスの表示はオリジナルより 0.2 mm 小さいだけですが、見た目はかなり細く見えます。
細いので本体内部には余裕で入ります。

どのホースを使う?
太さで選ぶならシリコン製ではないホースが一番近いです。
しかし、材質が硬いので今回のように90度で曲げると、折れて内部の液の流れを止めてしまいます。
また、ビニール製なので目詰まりしやすそうです。
次にシリコン製の細いホースです。
内部で目詰まりすることを考えると、ホースは少しでも太い方が良いです。
最後に太めのホースです。
このホースの一番の問題は本体のホース穴を通らないことです。
逆に言うと、それさえ解決するとこのホースが一番良い感じです。
ホース穴にシリコンスプレーを吹きかけて滑りを良くしてみます。
この写真の中央上の白いタンクの端に四角のホース穴が見えますが、そこにスプレーしてみました。
すると、途中までしか入らなかった太いホースが開通しました。
よし!このホースを使おう。

組み立て
念のために、太めのホースを使うので、液漏れ防止に水道管の修理に使うシールテープをポンプと出口部に巻きました。


回路など電気が通る部分も水洗いしたので、念のために1日天日干しをして乾かしてから、分解の逆順で組み立てます。
動作確認
回路基板も洗ってしまったので心配でしたが、乾燥させると動作に問題はなかったです。
ホースが太くなって液体ソープの出が良くなったような気もします。
これで、自動で出てくるソープが使えるようになりました。





コメント