SD カード、メモリ・カード

スタートレックのコミュニケータを作る企画で SD カードを取り扱ったのですが、記事の内容が長くなったので SD カード部分を別記事にしました。
なお、AliExpress で購入した SD カードが容量を偽装した偽物だった件も、コミュニケータを作る記事とは関係ないので、こちらに移動しました。
(コミュニケータの SD カード読込みの記事は、以下のリンクをご覧ください。)

SD カードについて

SD カードとメモリカードの種類や規格は、色々なものがあって覚えていられないので忘備録としてまとめておきます。

この記事や他の記事でも「SD カード」という名前が出てきますが、正確には大きめの SD カードと一番小型の microSD カードの両方のことを「SD カード」と呼んでいる場合があります。(他にも miniSD カードがありますが、我が家にも数枚しかないので省略します。)
(下図は、左から SD, miniSD, microSD と USB に直差しできる変わった SD)

各 SD カードの大きさです。(WikiPedia より引用)
サイズが小さくて組込みに便利なので、最近は microSD カードばかり使っています。
メモリカードには色々な規格が乱立しましたが、SD カードが勝ち残ったのは microSD カードの小ささのおかげだと思います。

SD カードの規格

SD カードは、時代と共に最大容量が増えて規格が追加されました。
基本的には、下図の位置に各規格がマーキングされています。
②が保存容量、③が転送速度です。

上図の①が、保存容量の規格です。

名前最大容量ファイルシステム
SD2GBFAT16
SDHC32GBFAT32
SDXC2TBexFAT(32bit)
SDUC128TBexFAT(38bit)

転送速度にも規格があります。
④の、丸に囲まれた数字がスピードクラスです。

名前転送速度
スピードクラス22MB/s
スピードクラス44MB/s
スピードクラス66MB/s
スピードクラス1010MB/s

⑤の、Uに囲まれたのが UHS スピードクラスです。

名前転送速度
UHSスピードクラス110MB/s
UHSスピードクラス330MB/s

⑥の部分が UHS(Ultra High Speed)規格で、
I:104MB/秒
II:104MB/秒
III:624MB/秒
ですが、II と III は拡張端子がないと機能しません。

⑦は、ビデオスピードクラスです。

名前転送速度
ビデオスピードクラスV66MB/s
ビデオスピードクラスV1010MB/s
ビデオスピードクラスV3030MB/s
ビデオスピードクラスV6060MB/s
ビデオスピードクラスV9090MB/s

転送速度の規格が沢山あって分かりづらいので、まとめてみました。

⑧は、アプリケーションパフォーマンスクラスで、A1 と A2 がありますが、スマートフォン用です。

名前ランダムリードランダムライトシーケンシャル
A11500 IOPS500 IOPS10MB/sec
A24000 IOPS2000 IOPS10MB/sec

その他に、通常の SD カードではなく、業務用の 4K ビデオ用に PCIe インターフェース規格として
・E150:150 MB/s
・E300:300 MB/s
・E450:450 MB/s
・E600:600 MB/s
があります。

SD カードの端子

SD カードの裏面には9本、 microSD カードには8本の端子があります。
カードを接続した初期状態は MMC モードですが、電子工作では低速ですが取り扱いが簡単な SPI モードに切り替えて使用します。

販売店の HP より引用
SDmicroSDMMCモードSPIモード
12CD/D3CS
23CMDDIN
3VssVss
44VddVdd
55CLKCLK
66VssVss
77D0DOUT
88D1
91D2

メモリカード

現在ではほとんど見かけませんが、その他のメモリカードには以下の物がありました。
・コンパクトフラッシュ(CF)カード:現在でもプロ用のデジタルカメラなどで使用されています。
・メモリースティック(MS):SONY 社の規格で、128 MB まで実用化されました。
・スマートメディア(SM):東芝などが開発した正式名称 SSFDC(Solid State Floppy Disk Card: 半導体フロッピーディスクカード)名前のとおり非常に薄型(0.76 mm)
・xD ピクチャーカード:スマートメディアの後継規格でデジカメ用
・SRAMカード:電子手帳用に開発されたクレジットカードサイズの高速・小容量で電池で動作する記憶装置
(下図は、上段左から ハードディスク・カード, DRAM カード, Flash カード、下段左から CF, SM, MS, アプリの入った ROM カードで、xD ピクチャーカードは見つかりませんでした。)

SD カードが偽物だ!

コミュニケータに組み込むために、いつもの AliExpress で安価な小容量 SD カードを購入しました。
・・・ところが、やっと届いた SD カードは注文した8枚すべてが容量偽装品で、4 GB を購入しましたが中身は 128 MB でした。
(Choice 品を購入していたので、全額返金で返送の送料も無料でした。)

こんな感じでビニール袋に入っていました。
すでにアヤシイ・・・

「H2testw」のテスト結果です。赤い画面です!

購入したのは「Shop1105435884 Store」という名前のショップでしたが、似たような Shop + 数字 という名前のショップは同様の偽装品を出品しているようなので注意しましょう。

容量偽装品の拡大写真です。
拡大するとマーキングの周辺がギザギザで、偽物感が感じられます。
さらに、4 GB の microSD カードなら「SDHC」のマークがあるところに、変な「MiCTG P HC」?という記載があります。
最初から偽物として作られていますね。

AliExpress の悪口で終わりたくないので、その後、注文した SD カードは正常品でした。
(購入したショップは「Heuristic Storage Store」です。)
届いた品物のパッケージは(どこかで見たようなデザインですが)良い感じです。
容量の試験も OK でした。

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