扉も収納に使ってみる(小型電動工具の収納)

作業部屋の収納には、壁面書庫を便利に使っています。
少し前に棚を整理して、部品の出し入れはすごく便利になりました。
(部品整理については、こちらのリンクをご覧ください。)

さらに色々と使いやすくするために、小型の工具などを使いやすい場所に収納します。
理想は、ガレージの壁に工具が整理されて掛かっている感じですね。
(写真は、工具で有名な「KTC」のHPより引用)

これを、部屋の中でやってしまうと、来客用にも使っている部屋が、本当の「作業専用部屋」になってしまうので、普段は工具などは見えない所に隠したいです。
そこで、壁面書庫の扉の裏側を工具の収納に使います。
(作業部屋の壁面書庫のイメージです。)

収納する電動工具の確認

最初に、収納する工具の数と寸法などを確認します。
沢山ある手動の工具の収納は、次回以降に行います。
今回は、初回なので数の少ない小型の電動工具を収納します。

良く使用する小型の電動工具は、以下の3種類です。

Dremel FINO

Dremel(ドレメル)社の ペン型ミニルーター 「FINO」です。
小型軽量のペンサイズ(全長:16 cm、直径:3 cm、本体重量:105 g)で扱いやすいサイズですね。
トルクは弱いですが、3Dプリンタで出力したプラスチックなどを削るには、十分の回転数(5,000~22,000回転/分)です。
電源は、専用のDCアダプタを使用して DC 18 V, 0.5 Aです。

ミニサンダー

AliExpress で購入した小型電動サンダーです。
上で紹介したルータは回転運動で材料を削ります。電動ドリルのようですね。
この「ミニサンダー」は往復運動で材料を削ります。簡単に言うと電動ヤスリです。

先端のチップがモータの力で左右に平行に移動するので、プラスチックなどの平らな面を削る時に便利です。
手で削ると数十分かかる作業が、スイッチを入れて押さえておくだけで数分で終わります。
(もちろん削りクズが多量に出るので清掃が必要ですが・・・)

電源は専用の DC アダプタで 12 V、18 W
運動量は 8000 rpm(ストローク:2.5 mm)
全長: 16 cm、直径:約 3 cm、本体重量:134 g

精密電動ドライバー

ドライバの説明の時にも紹介しましたが、充電式の小型電動ドライバです。
USB 端子から充電
最高 200 rpm、トルク: 0.25 ~ 0.35 n.m(電子部品用の M3 ネジの適正トルクが 0.315 だそうです。)
全長:180 mm、直径:15 mm、本体重量:256 g

収納用の金具を探す

上で紹介した電動工具を壁面書庫に収納する方法を考えます。
簡単なのは、扉の裏に「U字」型の金具を取り付けて、上から挿入する方法です。
ガレージでは、有孔ボードにこの方法で工具を固定する場合が多いようです。

しかし、ドライバのように柄が太くなっていればそこで固定されますが、上の写真の小型電動ドライバのように筒状の物は引っ掛からないので固定できません。
他の方法を考えます。

「ワンキャッチ」を発見

どうしようかと、いつものダイソーをウロウロしていると良い商品を見つけました。(その後、セリアなどでも見かけました。)
商品名は「ワンキャッチ」です。(「犬の捕獲機」ではありません。)

本来の用途は、ほうきやモップを壁に固定するための物です。
都合よく直径 3 cm までの柄の固定に使えます。
最大耐荷重量は 500 g なので、今回の小型電動工具の固定には問題ありません。

これを壁面書庫の扉の裏に木ネジで固定します。

固定金具の取り付け

壁面書庫の扉の状態です。
壁面書庫内には色々な物が入っていますが、扉ギリギリまで使った収納用品は使っていないので、多少の大きさの物を扉に固定しても大丈夫です。

扉を閉めれば見えないので気にしなくても大丈夫ですが、「固定具」が斜めになると格好悪いので取り付け位置をマーキングして、ネジ穴を開けて固定します。

重量のある工具などを取り付けるのならば、木ネジ用の穴を補強する必要がりますが、2 ~ 300 g 程度の工具ばかりなので、そのままネジ止めで大丈夫でしょう。

同じ間隔になるように「ワンキャッチ」を3つ取り付けます。
良い感じで取り付けが出来ました。

電動工具の取り付け

電動工具を取り付けてみます。
パチンと強い力で固定されました。
壁面書庫の扉を開け閉めしても落ちることはないでしょう。

これで、扉を開けると良く使う電動工具が取り出せます。

取り出しやすく、便利になりました。
この成功で気を良くしました。他の良く使う手工具も扉の内側に収納したくなりました。
次回は、一番よく使う場所の正面にある壁面書庫の、扉の内側にも「工具掛け」を設置します。

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