アキバの歩み方(電子部品を買い出しに行こう!)

以前は、関東地方に住んでいたので秋葉原はそれほど遠くはなかったのですが、北国に越してからは本当に久しぶりに秋葉原に行きました。
今回は、電子部品を購入するための「アキバの歩み方(あゆみかた)」をお送りします。
秋葉原で電子部品などを購入するガイドです。

全体図

電気街口から「秋葉原ジャンク通り」方面まで歩みます。
簡単な食事処以外は除いた、硬派な電子工作のための全体図です。
(地図を作るのが面倒なだけ?)

電気街口からマツキヨ前へ

「電気街口」を出たら、右に曲がります。左手に「ラジオ会館」右手に「atre1」を見ながら進みます。
「ラジオ会館」も昔は色々な店が入っていましたが、今回、久々に一番上まで行ってみましたが、電子部品を扱う店は2店舗のみでした。他はカードとフィギュアのお店です。(最上階に人工衛星も会議室もありません。)
「atre1」の角を右折します。

自販機の横を抜けて左折すると、小さな店が並んでいます。
ここの高架下の両側が「ラジオセンター」と「電波会館」です。
老舗の部品屋さんが並んでいるのは見るだけでも楽しいですが、シャッターが閉じている店が増えたようです。

「ラジオセンター」の2階も店があります。
中央に無線関係、端に部品屋さんがあります、中央の各店舗は閉店してしまい現在は小区画の販売依頼ケースが並んでいます。

それでも、中央通り沿いは人通りが多いので、線材を扱う店などは頑張っているようです。

「ラジオセンター」と「電波会館」を通り過ぎると、中央通りの横断歩道に出ます。
マツキヨ目指して渡りましょう。
マツキヨの右側の道を進みます。

ラジオデパート

横断歩道を渡ったら、素通りする観光客や目的地が違う人々を横目に、路地を入って老舗のラジオデパートに入ります。
中には貴重な部品や珍しいジャンク品、三共アルミのコマーシャルで有名な「明和電機」さんなどの店舗が入っています。
また、各階にはいつも空いているトイレ(男性用だけかも?)があるので、狙い目です。

ラジオデパートは黄色が目印の電線屋「オヤイデ電気」さんの向かいです。
ケンタッキーまで行くと行き過ぎです。

ひさしの赤が目印です。
初めての人にはちょっと敷居が高いかもしれませんが、部品を見るだけでも入りましょう。

ラジオデパートの入口は左と右にありますが、右側から入るとこんな感じです。
内部は地上3階、地下1階です。ここはデパートを名乗るだけありエスカレータが付いています。

あ、忘れていました。
店舗によっては日曜日が休みだったり、平日の曜日指定で営業している店舗があるので注意が必要です。
日曜日に行ったらシャッター街でした。

ラジオデパートのオススメは3階の「稲電機」さんです。(この写真は月曜日です。)
リチウム・ニカド電池やファン、電源ケーブル、ACアダプタなどが特価で出ています。

あとは、2階の「サン・エレクトロ」さんです。
貴重な電子部品を、長らく供給してくれています。

その他にも、地下のジャンク屋さんやケース専門店など、見て回るだけでも楽しいお店がたくさんあります。

最後に1階奥の「テクノハウス東映」さんのパソコン用の部品を見ます。安価なメモリなどを取り扱っています。
そして左手にある裏口から外に出ます。(夏場は出ると自販機があるので、水分補給も出来ます。)

部品屋の2大巨頭へ

秋葉原で電子部品を購入するのにおすすめの2店舗へ向かいます。
途中にあった「ネジの西川」さんは残念ながら閉店してしまいました。

ところで、ラジオデパートを出て右折すると次の目的地ですが、左折すると「東洋計測器」さんがあります。
多分、日本一の品揃えの計測器屋さんです。
中古の出物もあるので、計測器マニアの方は行ってみましょう。

部品屋の2大巨頭へ向かうには、防犯カメラ屋さんを左折します。
まずは手前の「千石電商」さんに入ります。

千石さんの手前にも面白いお店が並んでいます。「PCコンフル」さんはジャンクパソコン好きの方、「LED本館」さんは各種LEDが揃っています。ぜひ寄ってください。

写真では「千石電商」さんが2件並んでいますが、目指すは左のお店です。
1階には手前にマイコン類、奥に工具などが所狭しと並んでいます。

でも、1階に寄るだけではもったいない!店舗左を見てください。3階から地下まで店舗があります。
3階はLEDなど
2階はエレキギターなど楽器の部品
地下は細かな電子部品を置いています。

地下の部品売り場の様子です。(店舗外から撮りました。)
昔ながらの電子部品屋さんが残っていました。
棚以外の、手前に置いてある箱の中も良く見ましょう。特価品が並んでいます。

次に「秋月電子」さんです。
アメリカンな有名飲食店のような外観(?)です。
店舗内部は撮影禁止なので写真はありませんが、電子部品の品揃えは秋葉原でも1番ではないかと思います。

しばらくぶりに行ったら、支払い方法がコンビニのセルフレジみたいになっており、各種カードが使えます。(もちろん現金も)
レジの並び方もコンビニ風です。知らずに横入りしないように注意しましょう。

そして、行くまで知らなかったのですが、2階に店舗が増設していました。計測器や特価品などが並んでいるようです。
(調べてから行けよと、言われそう。)
ところが、2階への入口がこんな感じで、おっさんには辛いです。

(画素数を下げているので、詳細な顔は分からなくしています。)
たくさんの視線に見られながら階段を登ります。
(エレベータで3・4階に行くと、秋月電子はありません。)
少し1階の店舗より小さい感じですが、登って来てよかったです。色々な商品がありました。

秋葉原ジャンク通りへ

秋月電子を出たら、「秋葉原ジャンク通り」へ向かいます。
「神田明神通り」を渡るには、大きな黒い建物(ベルサール秋葉原)の前の横断歩道を渡ります。

道交法では歩行者がいるときに車は停まることになっていますが、日本での信号のない横断歩道での停車率は10%を切るそうなので自己責任で渡りましょう。

「あきばおー」さんや「ローソン」を通り過ぎ「パソコン工房」さんで右折します。
右手に「九州じゃんがら」さんを見て進むと「マルツ」さんがあります。
(マルツさんの写真を取り忘れました。)
ここは、屋外にジャンク部品を置いていたり、以前はマイコン類を集めた部屋があったりと、電子部品の品揃えが多かったのですが、最近は減ったようです。(値段も上がった?)

「マルツ」さんともう1件の「パソコン工房」さんの間の道を「ローソン」を過ぎて進むと、右手に超有名な牛丼屋「サンボ」があります。
ここは、その昔BSE騒動で全国チェーンの牛丼屋が牛丼の提供を中止した際にも通常営業していたり、中二病な有名アニメの舞台にもなりました。

こちらも写真がありませんが、「サンボ」さんから「秋葉原ジャンク通り」へ戻るとジャンク・パソコンが沢山並ぶ「ショップ・インバース」があります。
また、更に進むと右手に「ハードオフ」があります。ここも気づかないと地下のジャンクコーナーを見逃します。

この先の「秋葉原ジャンク通り」の1本横に「aitendo」さんの旧店舗がありました。
あの店舗の2階は、時間を行き来するアニメの「未来ガジェット」を研究する部屋のモデルでした。
今回、「aitendo」さんの新店舗に行こうとネットを見たら、実店舗は営業休止中だそうです。(残念!)

私が勝手に呼んでいる、秋葉原電子部品屋 四天王の「千石電商」さん、「秋月電子」さん、「マルツ」さん、「aitendo」さんですが、色々と変わっていてびっくりしました。

駅前経由で帰宅

来た道を逆順に帰ります。
興味がある方は、「中央通り」沿いのビルやお店を見て回るのも、いいかもしれません。
「中央通り」を左折して「電気街口」へ向かう角に「富士そば」さんがあります。

ずっと以前(2008年頃?)は、秋葉原駅の「電気街口」切符売り場のすぐ横に「あずみ」という立ち食い蕎麦屋があり、小腹が空いたときに利用していました。現在も駅のフードコートにそば屋があるようですが、イメージ的にはこちらの「富士そば」さんが近い気がします。

その他

秋葉原にもブックオフがあります。(駅の南側直ぐです。)
秋葉原だけあって、電子工学やプログラミング関係の本の取り揃えが多いようです。
今回の旅でも寄ってみましたが、興味のある本を買い込んでしまいました。
(荷物が重くなったので、本と部品は送りました。)

地下鉄 日比谷線 秋葉原駅へ

色々と歩き回ったので、結構足がキツくなってきました。
そろそろ宿に向かいます。今回は地下鉄 日比谷線沿いのホテルに止まっているので、日比谷線の秋葉原駅を初めて利用します。

日比谷線に向かうには、JR秋葉原駅 電気街口まで戻り、駅から見て左手にある連絡通路を通り抜けます。
連絡通路内の左右にも飲食店などがたくさんあります。
今回は、ファイナルファンタジーの店が出ていて大行列でした。

連絡通路を抜けるとヨドバシカメラがあります。
歩き疲れてヨドバシカメラ前のイスに座っていると、目の前に「Cat Cafe MOFF」と書かれた店があります。
猫カフェです。
しばらく疲れも忘れて、ウインド内の猫たちを見ていました。

ヨドバシカメラを抜けると地下鉄 秋葉原駅です。
久しぶりの秋葉原を満喫しました。
次はいつ来られるか分かりませんので、少し後ろ髪を引かれる思いですが、帰路につくとしましょうか。

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