防災用バッテリの確認

災害に備えて我が家では、毎年9月に防災用品の確認をしています。
防災用品の中には、食料・水・猫用品などの他に既製品と自作のモバイルバッテリなどがたくさんあります。
これらが正常に使えるのか心配になったので確認しました。
(手回し充電式のLEDライトが壊れていたので、修理した顛末は以下をクリック。)

モバイルバッテリ

家にあるモバイルバッテリの機能を確認しました。
と言っても普通に充電して、スマホやタブレットが充電できるか確認しただけですが、問題ありませんでした。

通常のモバイルバッテリ

通常のモバイルバッテリ(公称値は写真左から 10 000 mAh, 6 800 mAh, 5 000 mAh)
他にも1セルや2セルのバッテリが多数あります。

ケースを購入して作ったモバイルバッテリ

Aliexpressでケースを購入して、破棄するノートパソコンから回収した「18650型」リチウムイオン2次電池を入れたもの

その内部(実測 1 500 mAh以上の「18650」が8本入っています。合計約15 000 mAh )

自作パワーステーション

自作のパワーステーションです。
ダイソーの工具箱(200円)の中に、ある基板を入れるつもりで、見切り発車で購入しました。
イメージは、Aliexpressで見たこれです。3階建てで入れれば、結構な容量を確保できそうです。

ところが、入れるつもりだった基盤を実際に入手してみたら、微妙に大きくて工具箱に入りません。
工具箱の内寸は、縦 85 mm × 横 225 mm位で、この電源キットを扱っているHPで出ていた基板サイズは85 mm × 150 mmでした。
そこで、実際に1セット購入してみたら、実寸で86 mm × 151 mmぐらいで工具箱に入りません。高さも3段にすると蓋が閉まらないです。
「何枚も基板を削るのは面倒だし、アイディアは良かったのに・・・」

結局、内蔵する基板は似たようなものを自作しました。ユニバーサル基板で自作すると電流量が心配だったので、格安基板制作会社(ELECROWさん)にオーダーしました。
オーダーと言っても、Aliexpressで入手した「リチウム電池充電器保護ボード」と「18650」用電池フォルダーをつなぐだけなので簡単な基板です。
(Aliexpressで購入した「リチウム電池充電器保護ボード」)

Kicadの操作方法を習得する目的で、(トラ技などの特集記事を参考に)基盤製作をまったくの初めから挑んでみました。
(自作パワーステーションの製作記事は、以下をクリック!)

工具箱の左右の蓋部分にスイッチとUSB端子を付けるために、部品を3Dプリンタで作りました。
小さな蓋の内部には、残量表示と温度計が入っています。

3Dプリンタで作った蓋の下に、スイッチと電源出力用のUSB端子が2つ付いています。

内部は、基盤を格安基板制作会社にオーダーしたものなので、ピッタリ収まっています。
ただし、設計が甘く充電用の電源端子は通常のものでは届かなくなってしまいました。ロングタイプのDCコネクタが自宅の部品箱に余っていたので、これを消費します。
(LEDライトの後ろの余白部分には、充電用のUSBケーブルを入れています。)

側面にはLEDライトを付けました。

このパワーステーションは、実測 2 000 mAh以上の「18650」が18本入っています。
合計で約 40 000 mAhになります。
紹介したモバイルバッテリとパワーステーションの合計は、公称値で120 000 mAhほど有りますから、スマートフォンは概略20回ぐらいは充電できますね。

消費期限とバッテリの残量などが確認ができたので、防災用品セットは定位置の玄関に収納しました。
これで、少しは安心して眠れそうです。

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