バック・トゥ・ザ・フューチャーのデロリアンを作ろう2

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に出てくるタイムマシン「デロリアン」を作る企画の2回目です。
前回は、市販品の組み立てモデルや完成品の比較をしました。
(前回の内容は、以下のリンクをご覧ください。)

今回は、Thingiverse で「OneIdMONstr」氏が公開されている 3D モデルを、自宅の 3D プリンタで出力してみます。

フリーの 3D モデル

Thingiverse は、3D モデルを多数公開している有名なサイトですが、そこに「OneIdMONstr」氏が設計した「DIY DeLorean Time Machine with lights!!」があります。
このモデルは、映画3部作の中で一番気に入っている2作目に出てくる「空飛ぶデロリアン」の電飾タイプで、自宅の 3D プリンタで製作できます!(3D データなどは、リンク先をご覧ください。)

Thingiverse から引用

3D プリンタで出力

上のリンク先からファイルをダウンロードすると、2つに分割されて落ちてきます。
その中に 3D モデルが入っているので解凍します。

「STL」ファイルが17種類入っていますが、タイヤは2種類あるので実際に出力するのは16個です。
(私は「tires_trans.stl」の方を使いました。)

なお、ここで表示されている STL ファイルのアイコン表示は「Sahara’s WebLog」さんの「STLファイルのサムネイルを表示する。」で紹介されている方法を利用丸パクリさせて頂きました。

1日目

この中で、一番細かくてプリントするのに時間がかかる車両の後部「back_trans_v2.stl」を出力してみます。
とりあえず、本番用の一番細かな設定の 0.1 mm にすると時間がかかりそうなので、「ノーマル」の 0.2 mm で試験的に出力してみます。

プリント開始から18時間後に終了しましたが、スライサーソフト Cura の設定を変更していたのを忘れていました。
サポートを「tree」にしていたので、丸い木の枝みたいのが沢山出来ています。

本来のモデルはこんな感じですが、

サポート材がいっぱいです。

サポート材を工具を使って慎重に外していたのですが、色々と細かな部品を壊してしまいました。(不器用ですね。)
この時点で、1/5 程度のサポート材の除去に数時間かかっています。
このままでは、サポート材を全て除去するのに何時間かかるか分からないので、今日の作業は中断します。

2日目

翌日に、車両の前の部分を15時間ぐらいかけて出力しました。
その日は他の用事もあったので、プリントまでで終了です。

3日目

その次の日に時間をかけて慎重にサポート材を取り除きましたが、細かな部分が多くて全てをキレイに取るのが非常に大変です。
特にドアが付く部分は、ガルウイング・ドアの開け閉めを実現するために細かな造形になっているので、サポート材の除去が大変です。
そして、写真で見たとおりにフロントガラス部分にも、バリがたくさん残っています。

ここまで出力してみましたが、サポート材の設定を見直すことにします。
(最初からやるべきでした。)

4日目

サポート材の設定を見直して、休日の朝からプリントを開始します。
夜になって、車両後部のプリントが終了しました。
今度はサポート材も少なく、除去も楽そうです。

プリント終了時の画面です。この設定でも16時間ほどかかっていました。

すでに夜なので、サポート材を除去するのは翌日にします。

5日目

サポート材を慎重に除去しました。
3D モデルがすごく良く出来ているので、我が家の旧型 3D プリンタで出力しても、後方の排気口?などの薄い部分も良く再現されています。
設定を見直したので比較的簡単にサポート材を取り除くことが出来ましたが、よく見ると細かな部分に「バリ」が残っています。

材料が透明なので写真では良くわかりませんが、配管や配線などの細かな部分にサポート材が沢山残っています。

細かい部分を細工できる工具を色々と準備して取り除いてみましたが、完全に除去するのは難しそうです。
これまでに、試験的にプリントするだけで5日間を費やしています。
しかし、このままでは自宅の 3D プリンタを使うとキレイな造形は難しいことが分かりました。

次回の予定

自宅の旧型の 3D プリンタでは、0.2 mm ピッチの標準的な細かさで出力しても、車体の半分のプリントに1日かかります。
これを、本番用の一番細かい 0.1 mm に設定すると、スライサーソフト Cura の予想プリント時間で約2日間かかると出ました。
これでは夜間も 3D プリンタを駆動させなくてはならず、人は我慢できても猫が睡眠不足になりそうです。

愛猫のくうちゃんの健康が第一なので、他の手段を考えなくてはなりません。
そこで、外部業者への委託をします。
最近では 3D モデルを出力してくれる専門業者も増えてきました。
次回は、デロリアンの 3D データを出力してくれる業者を調べてオーダーしてみます。

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