電動モップ(SWDK D260)の修理、最終決戦

フローリングの床掃除に使用するモップは、汚れを落とす時には力を入れてゴシゴシしなければなりません。
そこで便利なのが電動モップです。

電動モップには、丸いモップをモータで回転させるものと、今回紹介する「SWDK D260」のように四角いモップを電動で前後にゴシゴシするタイプがあります。(アイリスオーヤマでも「IC-M01-W」という似た感じの商品を販売していました。)
・モップ回転タイプ:安価だがモップが回転するので床に丸い跡が付きやすい。
・モップ前後タイプ:構造的に高価になるが床に跡が残りにくく、フローリングの木目に沿って掃除するので汚れ落ちが良い。
といった特徴があります。

SWDK D260

前回、故障した「電動モップ(SWDK D260)の修理が終了」という記事を書きました。
そう、確かにあの時は逆止弁を苦労して探して交換したら問題なく動作するようになったので、「修理は終了した」と思ったのでした。
ところが、しばらく経ってから電動モップを使おうと思ったら、また、モップ先端から水が出なくなり、スイッチを押すだけで電源が落ちてしまいました。(最初と同じ故障です。)

前回のモップの修理は下のリンクをご覧ください。

今回は、本当の故障原因との最終決戦の記録です。(修理完了して決戦に勝利しました!)

モップの分解

電動モップ内の水を抜いてひっくり返します。
そして、外側の8本のネジを外します。

次にモップを取り付ける可動部分を外側に動かして本体内側の4本のネジを外します。
これで、本体のふた部分を取り外すことが出来ます。

内部はこんな感じです。
右側が全面で LED が付いています。ここから掃除用の水が噴射されます。
本体の(この写真で見て)下半分に水タンクとポンプが入っています。

ポンプの取り外し

今回は、前回までは手を出していなかったポンプ部分を分解して、動作に問題がないか確認します。
ポンプには入力と出力のチューブが1本ずつ付いていて、ネジ2本で本体に固定されています。
配線はコネクタ式なので簡単に取り外せます。

モータの種類

ここで簡単にモータの種類を確認しておきます。
モータには電源の種類で2種類に分かれます。
・AC モータ
・DC モータ
です。

このポンプに使用されているのはDC モータです。
そして、DC モータには以下の3種類があります。
・ブラシ付きモータ
・ブラシレスモータ
・ステッピングモータ

ここで使われているのは、構造が簡単な「ブラシ付きモータ」で、さらに細かく言うと表面磁石型(SPM:Surface Permanent Magnet)です。
プラモデルや小型工作、タミヤのキットなどで使われているのも、このモータです。

ポンプの分解

分解前のポンプ単体の写真を撮り忘れていましたが、上の写真で見てみると下側 2/3 がモータと固定用プラ部品、上側 1/3 がポンプ機能部分、一番上が金属製のふたで4本のネジで固定されています。
(金属製のふたとパッキンです。)

金属製のふたを外すとポンプ機能部分の内部が見られます。
この写真では、すでにモータが取り外されて黒い塊が半分以上除去されていますが、モータとポンプ機能部分の接続部分に入っていた防水用グリス(?)が固着して固まっていました。(モータが簡単には抜けないぐらい固まっていました。)
これでは、ポンプは回転できなくて負荷がかかって電源が落ちるのも理解できます。

モータの修理

最初、ポンプを分解するまではブラシの付いた DC モータなので、電気的にブラシの不良でモータが回らないのかと思っていました。(ドリルやルータ、業務用の掃除機などでは、消耗したモータのブラシが交換できます。)
しかし、防水用グリスが固まったのが原因のようです。

ポンプ機能部の固着したグリスを取り除き、DC モータの軸部分も、固まった樹脂?グリス?をゴシゴシと清掃しました。
そして、指でモータの軸を回してみましたが固まって回転しません。

「これは、モータを交換するか、同じモータが見つからなければ、ポンプごと交換だな。」
あきらめかけましたが、一応、モータの軸をもう一度きれいに清掃して、潤滑油を注入して指で軸を回してみます。
「あっ、動いた。回るじゃん。」

指でモータの軸が回るようになったので、電源を加えて回転するか確認してみます。
DC モータを少し電流容量のある電源につないで、動かないように万力で固定して電源を入れてみます。

最初は回転しなかったモータですが、指で軸を回すと回転を始めました。
その後、何度か電源を入れたり切ったりしたところ、無事、回転するようになってきました。
ちょっと動作に不安があったので、少し(10分程度)電源を入れて監視しながらモータの回転を見てみます。

連続動作させてみましたが、電流量も変化なく、音や振動も発生しないことが確認できました。
どうやらモータは軸に固着したグリスが入り込んでいただけで、電気的には生きていたようです。

ポンプの組み立て

モータに問題がなかったので、ポンプ機能部分に良い感じの粘度のグリスを注入して組み立てました。
この仮組み立ての状態で動作試験を行います。
電源を入れても、シャーと軽快な小さな音が聞こえて問題なくポンプが動作しています。(金属製の蓋をしていないので、ホースをつないで水を入れることは出来ません。)

ポンプ部分は仮組み立ての状態で動作に問題がなかったので、金属製の蓋をして本体に組み込んでホースを取り付けます。

電動モップの組み立てと動作確認

分解の逆順で組み立てて、電源を入れます。
柄にあるモップの動作スイッチを押すと、モップが前後に動きます。

次に、柄の噴霧スイッチを入れます。
噴霧装置用のポンプが連続して動作する音がします。電源は落ちません。

最後に、水タンクに水を入れて動作を確認します。
問題なくモップを動作させながら噴霧装置が働いて、水がモップの先に適量出ました。

長い戦いでしたが、とうとう最終決戦に勝利することが出来ました。
これで電動モップの修理は終了です。(前回の例があるので、言い切ると危険なフラグのような・・・)

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