新型コロナが流行する前に、通信販売を使ってAliexpressから電動式の液体ソープ・ディスペンサを購入していました。
このソープ・ディスペンサは、コロナ禍になってからは特に毎日使っていて、手をかざすだけで自動でソープが出てくるので便利でした。
それから数年後、センサもモータも動作するのに、液体ソープが出てこなくなりました。
多分、出口の目詰まりでしょう。簡単な整備で直りそうなので修理してみましょう。
それ、やってみよう!
まずはネットで検索してみます。
同じタイプの修理情報は、国外でも見当たりませんでした。
分解
内部タンク内の液体ソープを可能な限り取り出します。
次にひっくり返して、ネジの在り処を探します。
電池4本を外すと、4本のプラスネジが見えました。
4本のネジを外すとベース部分が簡単に取れました。
2本のケーブルがついているので外します。
ベースについている基盤には制御回路がまとまっています。
表面にサビなどは見当たりません。
電池を収める部分にもサビはないので、ベースに付いたソープを清掃しておきます。
続いて、本体上部の銀色のプラ部品を外します。
固定ネジは、ソープが出るノズル付近に1つついています。
ネジを外しても、爪でキッチリと止まっているので、不要なカードなどを使って爪を外します。
(場所が分からなかったので、力ではずしたら爪が1つ破損しました。固定には問題ないので機にしませんが。)
ここまで分解すれば、問題の「ノズル」「ポンプ」と「ホース」が外れます。
「ポンプ」は、モータから白いゴムで動力が伝わっていました。(すごくゆるい)4本のネジで固定されていたので外します。
本体は問題なさそうなので清掃しておきます。
「ポンプ」、「ホース」、「ノズル」と「ゴム」を水につけて固まったソープが除去できるのを1日待ちました。
固まったソープの除去
「ポンプ」と「ノズル」は、使用済みの歯ブラシでゴシゴシして、爪楊枝で清掃できました。
「ホース」は内部でソープが固まっていて、水に1日漬けただけでは取れませんでした。
工具箱などを漁ってみます。
ちょうど良さそうな「注射器」がいくつか有りました。
その中の1つが、今回の「ホース」とジャストフィットです。
洗面所で水を貯めて、何回か押し出したらきれいになりました。
本体などの清掃をしておきます。
組み立て
分解と逆順で組み立てます。
「ポンプ」、「ノズル」と「ホース」内部には、再度ソープが固着し辛いように、シリコンスプレーを塗布しておきました。
動作確認
電池を4本入れて動作確認です。
ちなみに、充電式の電池で十分機能します。
(基本的に自宅の電池は、ほぼ全てエネループを使用しています。)
裏のスイッチを入れて、タンクにソープを入れると正常に動作しました。
修理完了です。
このあと、どの位使用できるかわかりませんが、また、ソープが詰まったら同じ手順で修理ができるので楽勝です。
(今回は詰まった部品を1日水につけていたので、修理完了までに2日ほどかかりましたが、次回は1時間程度で行けそうです。)
おまけ
このソープ・ディスペンサは、一番下のベース部分に簡単なポンプが内蔵されていました。
分解するまでは、液体を吸い上げるポンプなので、しっかりと密閉されたポンプが内蔵されていると思ったのですが、実際には模型用のモータに輪ゴムで繋がったギヤボックスがあるだけでした。
写真を取り忘れましたが、絵にするとこんな感じでしょうか。
2つのギヤがお互いに逆に回ることで、中央の液体をポンプの出口へ送るという簡単な作りでした。
液体を簡単に吸い上げる必要がある時に、何かで応用が出来るかな?
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