英語キーボードの購入と設定・カスタマイズ

現在、この記事はリビングのパソコンで書いています。
ブログを作って記事を書くまでは、リビングのパソコンのキーボードで打つ内容は、簡単なメールの返事ぐらいで長文を書くことはありませんでした。

使っていたキーボードは一般的な物でしたが、長文を打つには使い心地が良くないので、AliExpress で安価なメカニカル・キーボードを購入しました。

今回は、
・安価なメカニカル・キーボードの使い心地
・英語キーボードへの変更方法
・キーボードのカスタマイズ方法
です。

今まで使っていたキーボード Logicool K360

リビングのパソコンのキーボードは、打ち心地よりも場所を取らずにケーブルのない取り扱いが簡単なキーボードを使っていました。
Logicool の K360 です。

Logicool の周辺機器は、1つの USB 子機をパソコンに差し込めば、キーボードもマウスも認識するので便利に使っていました。

しかし、このキーボードは、なぜか文章を早く打つと指が引っ掛かります。
Windows11 にしてから、DOS のころから使っていた Atok 以外の日本語変換ソフトを使い始めたのも、誤変換の原因かもしれません。

お気に入りのキーボード FILCO Majestouch

そこで、仕事場で使って気に入っていたキーボードを準備しました。
FILCO の Majestouch です。
メカニカルの茶軸を使った商品です。
購入当時に、実際に触って他のキーボードと比較しましたが、私の用途では性能と価格のバランスが一番良いと思いました。

ところが、リビングのパソコン机は、見た目とコンパクトさで選んだために、キーボードラックに「Majestouch」を置くとマウスを置くスペースがありません。

残念ながら、このキーボードはリビングでは使えないですね。
他の在庫を確認します。

IBM SK-8845RC

IBM の SK-8845RC です。
本来は、サーバの棚の中にしまっておいて、点検の際に臨時にターミナルソフトを立ち上げて確認作業を行うためのキーボードだと思います。
(ThinkPad のキーボードを流用しているようです。)

有線接続ですが、サイズ的には十分にキーボードラックに入ります。

つないでみました。
久々に Thinkpad 的なキーボードを使いましたが、打ち心地は悪くありません。

ところが、手元にあるパッドに指が触れるとマウスが移動したり、変なところで勝手に日本語変換が切り替わります。
これでは使えないので、コントロールパネルで設定を触って、手元のパッドを機能停止にしてみました。

その後、しばらくはこのキーボードを使っていたのですが、やはり臨時に使うキーボードなので、長時間の入力には向いていません。

ミニ 68 キーボード

何か良いキーボードがないか、暇なときには電気屋のパソコンコーナーを見て回っていました。
そんな時に、「OLEDオシロスコープ」の発信周波数が間違っていたので、水晶振動子を注文しようと見ていたAliExpress で良い物を見つけました。

型番は不明ですが、「ミニ 68 キーボード」です。
テンキーとファンクションキーがない68キーのメカニカルで赤軸のキーボードが、その日限りの特価で2,200円です!
(2200 ÷ 68 = 32円は、赤軸スイッチを部品として買ったと考えても爆安です。)
もちろん、その場でポチっと買いました。水晶振動子のついでですが・・・

今回は、1週間ほどで届きました。
それも、他の電子部品とは別に、キーボードだけ単体で送られてきました。
航空便の送料無料で、この値段は安すぎます。

届いた商品の品質が心配になります。

内容品とキーボードの接続

すごく小さな箱に入っていました。
箱が小さいためか、非常に重たく感じます。
外箱を見ると、商品説明になかった型番は「K68」のようです。

箱を開けてみます。
キーの色は灰色を選んだので、落ち着いた良い感じです。
すぐにパソコンにつないで確認します。(単3電池は付属しません。)

付属の USB 子機をパソコンに差し込むと、すぐに 2.4 GHz のワイヤレスでつながりました。
Bluetooth でも使えます。(FN + W/E キーを押す。)

赤軸のキーボードは初めてですが、キータッチはメカニカルで良い感じです。
打撃音も大きくなく、全体的な作りはしっかりしています。

箱の中には、キーボード、取説、キーキャップ用とキースイッチ用の取り外し工具と共に、予備のスイッチが2個入っていました。
(という事は、赤軸キーの総数は 70 個です。)

キーの設定

このキーボード固有のキー設定です。
FN + Q: 2.4Gワイヤレスモードに切り替え
FN + W/E: Bluetoothモードに切り替え
FN + T: マルチメディアプレーヤー
FN + U/Y: ボリューム +/-
FN + I: ミュート/ミュート解除
FN + {: 再生/一時停止
FN +}/P: 次/前の曲
FN + WIN: ロック/ロック解除勝利

当然ながら、68キーの英語キーボードなので、以下のキーはありません。
・右側の数字キー
・上側のファンクションキー
・日本語用の各種キー(漢字 ON / OFF など)

また、以下のキー配置が日本語キーボードとは違います。
・「Enter」キーが逆L字ではない。
・「¥」キーが打ちにくい位置
・矢印キーも間違いやすい。
・(私が)良く使う「End」キーが「Fn」 + 「PgDn」で打ちにくい。

このキーボードは英語配列なので、日本語キーボードの設定のままだとキー表面の表示と打ったキーが違ってしまいます。
このままでは使いづらいので、キーボードを日本語設定から英語に変更後にカスタムします。

英語キーボードへの変更

日本語キーボードから英語キーボードに変更するのは簡単ですが、ユーザが管理者でないと設定画面が出てきません。
私は、これに気づくのに少し時間がかかりました。
(Windows11 の場合)「設定」の「時刻と言語」の中の「言語と地域」で「日本語」の横の「言語のオプション」を押します。

その画面の下側の「キーボード」部分に「ハードウェア キーボードレイアウトの変更」が表示されるはずなのですが、通常ユーザでは表示されません。
通常ユーザでの設定画面

管理者で見てみると・・・
出てきました。

ここを英語キーボードに変更するだけです。
(残念ながら、キーボードを変更する画面のキャプチャが取れなかったので、画像はありません。)

「PowerToys」でキーボードのカスタム

Windows でキーボードをソフトウエア的にカスタマイズするには、Microsoft の「PowerToys」を使います。
「PowerToys」は、Windows95 時代から存在する Microsoft 純正の Windows 用カスタマイズ・ソフトです。
今回は、その中のキーマップを変更する機能を使います。
まずは、ソフトを入手します。
GitHub に置いてあります。「PowerToys」です。

入手したソフトをインストールして立ち上げます。
左の項目に「Keyboard Manager」があるので開きます。

ここで、好みのキーに好きな機能を割り振れます。
私は、「右 Alt」キーを漢字切替に、「PgUp」を Print Screen に、「PgDn」を End にしました。
また、キーの位置に慣れるまでは「右 Ctrl」キーと左矢印を押し間違うので入れ替えました。
(設定して閉じるときに、双方向で入れ替えないと警告文が出ますが、設定は可能です。)

キーボードの評価

カスタマイズ後のキーボードの使い心地は良好です。
小型でキー配置を入れ替えても、ファンクションキーが付いていないので、よく使うキーのリネーム「F2」とカタカナ変換「F7」が「Fn」キーと一緒に押さなければならないのが、ちょっと面倒ですが、キータッチが良いので長文を打つときには良い感じです。

全ての方にお勧めは出来ませんが、個人的な満足度は90点です。

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