電子部品の整理方法

「ラボ」と呼んでいる作業部屋の片付けの第2段です。
今回は、「あれ?あの部品、どこに行ったかなぁ。」とならないように、電子部品など小物の整理方法を考えます。
(前回みたいに企画倒れで終わらないように、ちゃんと部品を収納するのが目的です。やってみよう!
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電子部品などの収納場所

まずは、収納場所の細部を確認してから収納用品を検討します。
使い勝手を考えて、よく使う小型部品は壁面書庫の目の高さの段に入れたいです。
壁面書庫の1列の外観は、こんな感じです。
(棚部分には板を外して、3Dプリンタが入っています。)

目線の位置の扉の外観です。
幅が約60 cm、高さが約65 cmですが、内部は2段になっています。

ある程度自由に内部の棚の高さは変えられるのですが、現在はほぼ中間に棚板を置いて下の段が高さ約26 cmです。
上の段の寸法は、概略で下図のとおりです。

収納用品の選択

この内寸に入る収納用品を、色々な場所でじっくりと探しました。
ホームセンターや無印良品、ニトリなど(北海道にイケアはありません。)、事務用の収納品以外にキッチン用品や衣料品用の収納用品なども見てみましたが、納得いくものがありません。

そこで、百均で探してみました。
ダイソーよりセリアに色々な収納用品があると感じました。

色々と組み合わせて、セリアのレターケース「A4ラック縦型」と「SIKIRI」シリーズの収納ケースを選びました。

レターケース A4ラック縦型

レターケース「A4ラック縦型」(サナダ精工株式会社)
概略サイズ(入らないことがないように大きめに測りました。)
幅 約 265 mm、 高さ 約 6 cm、 奥行 約 35 cm

SIKIRI シリーズの収納ケース

「SIKIRI」シリーズの収納ケース(山田化学 株式会社)
概略サイズ
幅 約 235 mm、 高さ 約 3.5 cm、 奥行 約 17 cm

セリアのレターケース「A4ラック縦型」には、セリアの「SIKIRI」シリーズ(ダイソーでも売っています。)の収納ケースが横にキッチリ2個入ります。(後で取った写真なので、部品が入っています。)

このSIKIRIケースを2段組にすると、1か所で4つのケースが収納できます。
壁面書庫内には、これがちょうど2個並ぶので、1段で8個です。
(ラック✕2、ケース✕8で1段あたり税抜千円です。)
これを3段入れてみます。(全部で3千円)

レターケース(A4ラック縦型)は、付属の部品(ジョイント)で2段・3段と組み合わせられるようになっています。
付属のジョイントは大と小がありますが、小でも高さが35 mmほどあり、レターケースの高さの60 mmと合わせると95 mmになり、「SIKIRI」ケースを2つ重ねた高さ 70 mmを入れるにはもったいないです。

さらに、レターケースを3段にすると 95 mm ✕ 3 = 285 mmで棚に入りません。
(「SIKIRI」2つの高さ 70 mm ✕ 3 = 210mmだと、棚の中に入ります!)

ジョイント部品の製作

そこで、3Dプリンタでジョイントの部品を作りました。

この部品を1か所につき4個、4組と予備用を3Dプリンタでプリントします。
出来上がった部品を取り付けます。
(実際には、何度か試作を繰り返しました。)
付属のジョイント(約35 mm)と製作したジョイント(約15 mm)

いないとは思いますが、同じような収納を作りたい方で3Dプリンタで作るのが面倒な方は、木片などを同じような寸法に加工しても大丈夫です。

収納用品の組み立て

製作したジョイントを4つ取り付けます。

このレターケースを3段組み合わせます。

それでは、棚に入れてみます。

耐震用の白い部品とぶつからない良い感じの高さです。
これをもう1つ作ります。(同じクリア色がなかったので、片側は白です。)

SIKIRIケース

それでは、メインの「SIKIRI」ケースに部品を収納していきます。
「SIKIRI」ケースは、色々な種類が販売されています。(セリアとダイソーで見ました。)
このシリーズは、同じ大きさ(高さが違うものあり。)で区切りの数で名前がついています。
「SIKIRI 0」は区切りなし、「SIKIRI 3」は3か所、「SIKIRI 6」は6か所、「SIKIRI 10」10か所、「SIKIRI 13」は13か所、「SIKIRI 15」は15か所、「SIKIRI 20」は20か所、「SIKIRI 30」は30か所、「SIKIRI 40」は40か所に区切られています。

SIKIRI 0、3、6、10は高さが3.4 cm、SIKIRI 13、20は高さが3.6 cm、SIKIRI 15は高さが3.8cm、SIKIRI 30は高さが2.3 cm、SIKIRI 42は高さが2.1 cmで微妙に高さが違います。

SIKIRI 0

大きさがバラバラなものは「SIKIRI 0」に入れました。
この例は、圧着端子です。

SIKIRI 10

抵抗やコンデンサなどは「SIKIRI 10」に入れました。

SIKIRI 15

不定形のもので若干高さがあるものは「SIKIRI 15」に入れました。
これはフェライト類です。

SIKIRI 20

細かなものは「SIKIRI 20」に入れました。
AC用の圧着端子です。

SIKIRI 30

さらに小さな部品は「SIKIRI 30」に入れました。
小型の圧着端子です。
内容品の説明文は、実際には蓋をした状態で見えるように、反対返して入れています。

今回は「SIKIRI 3」、「SIKIRI 6」、「SIKIRI 42」は使いませんでした。
これらのケースの側面にテプラ(ラベル印刷機)でラベルを作って貼りました。

部品の収納と評価

出来ました!
棚にビッシリと並んで気持ちいいですね。

一応、分かりやすいように種類別に並べたので、次回から何かを製作するときにはすぐに部品が取り出せます。
しかし、奥側のケースの取り出しが、若干引っかかるため改善が必要なために85点です。

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