ダイソーのピンセットで SMD クランプを作る

今回、AliExpressで注文した部品類は3週間たっても倉庫にあるようで、今週末も「OLEDオシロスコープ」の製作は止まったままです。
仕方がないので、小ネタを書きます。

先週、SMD部品をが付いた基板を改造するために、3Dプリンタで「SMDクランプ」を作りました。
今回は、ダイソーで売っている(セリアなどでも可です。)ピンセットを使って「SMDクランプ」を作ります。
前回の「SMD 半田付け用の クランプ を作る」は、以下をクリック。

材料の準備

材料はピンセットが1本です。
改造して使うので、壊れても良いものを準備します。
(高価な先のそろった物で作ると良いものが出来ると思いますが、もったいないですね。)

私は、ダイソーの「ステンレスピンセット直型」を使いました。
他の手芸用と違って、これはステンレス製で国産です。先端は滑り止めのギザギザが付いています。

ダイソーのピンセット

ピンセットの加工

このピンセットの片側を、次図のサイズで折り曲げます。
何度も折り曲げると折り切れてしまうので、慎重に曲げてください。

加工のサイズ

サイズは、適当で構いません。
曲げ終わったら、先端がそろうように調整します。

SMD クランプの完成

出来上がりました。

SMDクランプが完成

先端部分の拡大です。
少し調整したら、先端部分はちゃんと揃っています。

SMDクランプの拡大図

基板を挟んでみました。
しっかりと基板をくわえてくれます。

基板を挟む

長さ 10 cm 基板の端から挟んでみました。
端に多少の部品があっても、よく使うサイズの基板の中央過ぎまでちゃんと固定できますね。

反対側から挟む

追加情報

金属製の「SMDクランプ」は、ネットで検索すると何種類か出てくると思います。
他の方も、色々なピンセットで製作されています。
今回は、注文した部品が来るのを待っている間に作った「小ネタ」なので、ダイソーのピンセットを使いましたが、先の細い精密ピンセットを使えば、かなり細かいSMD部品まで固定できるようです。

また、「バーチャル小林電気店」さんが作られた「SMDクランプ」は、細かな部品でも死角が出来ずに半田付けが出来そうです。
(写真は、「バーチャル小林電気店」さんのブログより。)

バーチャル小林電気店さんの「SMDクランプ」拡大写真

ポリカーボネートのボルトを加工するアイディアは、高さの調整と細かな部品を押さえることが出来て一石二鳥ですね。
今度、改造する場合には参考にさせて頂こうと思います。

コメント

  1. 私も、当初ピンセットを考えたのですが、やはりどなたかのブログを参考に基板と真鍮板に変えました。この工作のキモは真鍮板に真鍮のナットを使っていることです。私はたまたまロウ付けの道具を持っていますのでロウ付けしましたが、大きめのW数のハンダごてでも真鍮ならはんだ付けできます。

    • パオさん より:

      バーチャル小林電気さん
      わざわざご来訪ありがとうございます。

      今回は、すぐに出来るSMD用工具としてピンセットで作ってみました。
      (イメージ的には、Amazonで販売されている「SMDクランプ」ですね。)